小中高の個別指導と中堅私立中学受験のアシスト

答えは合うのに、なぜそうなるか説明できない。問題集の使い方を見直すべき高校生へ

前の記事では、授業の受け方について書きました。

予習・復習・再現。

この三つがそろって初めて授業は意味を持つという話です。

今回は、もう一歩踏み込みます。

授業の使い方とは別に、「授業よりも問題集や参考書で進めた方がよい場面」があります。

そして、問題集を使っているのに成績が上がらない生徒に共通する、ある状態についても書きます。

授業が効果的な場面と、そうでない場面がある

まず整理しておきます。

授業が有効なのは、次のような場面です。

中学英文法のやり直しなど、超基礎を理解する段階。

高校英文法の基礎を初めて学ぶ段階。

英文解釈の入り口で、構造の見方を身につける段階。

今の自分には少し難しい英文を、次のレベルへの橋渡しとして読む段階。

これらに共通するのは、「自分一人では何がわからないのかもわからない」という状態です。

この段階では、先生がかみ砕いて説明する意味があります。

一方で、授業よりも問題集や参考書の方が有効な場面があります。

それが、英単語の暗記、構文の定着、英文法応用の演習です。

英単語は授業で伸ばすものではない

英単語は、基本的には授業で覚えるものではありません。

語源や多義語の説明が役に立つことはあります。

しかし最終的には、本人が何度も見て、聞いて、思い出して覚えるしかありません。

単語を覚えていない生徒が長文授業を受けても、効果はかなり限定されます。

読めない原因が「読み方」ではなく、単純に「単語を知らないこと」だからです。

この場合、必要なのは授業ではありません。

単語帳を決める。

毎日覚える。

小テストをする。

忘れた単語を繰り返す。

音声も使う。

この地味な反復です。

英単語は、授業よりも管理と反復の方が重要です。

構文の定着は、授業だけでは足りない

英文解釈の入り口では授業が有効です。

しかし、一度説明を受けたあとは、構文を自分で取る練習が必要です。

SVOを振る。

修飾関係を考える。

thatの種類を判断する。

to不定詞や分詞の働きを見抜く。

訳せなかった英文をもう一度読む。

先生が構造を説明してくれた英文を見て「なるほど」と思うだけでは弱いです。

別の英文を見たときに、自分で同じ判断ができるようにしなければいけません。

そのためには、参考書や問題集を使って自分で手を動かす時間が必要です。

英文法の応用は、問題集で固めるべき

英文法も、基礎の理解までは授業が有効です。

しかし応用レベルになると、授業を聞くだけでは足りません。

仮定法の応用。

関係詞と同格のthatの区別。

分詞構文。

倒置。

省略。

強調構文。

こうした内容は、一度説明を聞いただけで使えるようにはなりません。

問題を解く。

間違える。

解説を読む。

なぜ間違えたかを確認する。

もう一度解く。

この反復が必要です。

英文法の応用は、授業よりも問題集との相性が良いです。

自分で解いて、自分の弱点を見つける方が効率のよい場面が多いです。

答えは合うのに、なぜそうなるか説明できない

問題集を使っていると、こういう生徒がいます。

正解の番号は選べる。

しかし「なぜこの選択肢が正解なのか」「なぜ他の選択肢ではダメなのか」を聞くと、説明できない。

この場合、本当に文法が理解できているとは限りません。

問題を繰り返すうちに、答えの番号や見た目のパターンだけを覚えてしまっている可能性があります。

もちろん、それでも点数になることはあります。

受験では、ある程度の雑な処理でも正解できる問題があります。

すべてを完璧に説明できなければ合格できない、というわけでもありません。

ただし、説明できない問題が多い状態で授業を増やしても、成績は上がりにくいです。

この段階の生徒に必要なのは、授業ではなく問題集の使い方を見直すことです。

問題集の使い方、二つの現実的な方法

やり方は大きく二つあります。

一つ目は、解説を再現できるように練習することです。

答えだけを確認するのではなく、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明する。

なぜ他の選択肢が違うのかを確認する。

解説を閉じても同じ説明ができるようにする。

これができれば、文法の理解はかなり強くなります。

ただし、一問ずつ解説を再現しようとすると時間がかかります。

文法用語や考え方があいまいな生徒にとっては負担が大きく、結果として勉強が止まってしまうこともあります。

二つ目は、ある程度の段階で次の問題集に進むことです。

完璧に説明できる状態まで待つのではなく、ある程度の正答率と基本パターンが身についた段階で次のレベルへ進む。

たとえば『英文法ポラリス1』のような基礎〜標準レベルの問題集をある程度完成させたうえで、次のレベルの問題集に進み、少し難しい問題に触れながら理解を深めていく進め方です。

受験勉強では、すべてを完璧に説明できるまで一冊にとどまるより、ある程度の段階で次に進んだ方がよい場合もあります。

どちらを選ぶにしても、このタイプの生徒に必要なのは授業ではありません。

問題集を使って、自分で考え、解き、間違え、解説を確認し、もう一度解くことです。

授業が必要なのは、解説を読んでも意味がわからない段階です。

解説を読めばある程度わかる。

答えも出せる。

ただ説明があいまい。

この段階なら、授業を増やすより問題集の使い方を見直した方が成績につながります。

成績が上がらない原因は、授業不足とは限らない

成績が上がらない高校生は「もっと授業を受けた方がいいのではないか」と考えがちです。

しかし原因は授業不足とは限りません。

授業でやるべきことと、自分で反復すべきことを分けられていないことが原因の場合があります。

次のどれかに当てはまる人は、授業を増やす前に立ち止まってください。

英単語を覚えていないのに、長文授業ばかり受けている。

英文法の問題演習が足りないのに、説明だけ聞いている。

構文を自分で取る練習をしていない。

答えは合うのに、なぜそうなるか説明できない。

問題集の答えのパターンだけを覚えてしまっている。

必要なのは、もっと多い授業でも、もっと難しい授業でもありません。

今の自分に必要なのが授業なのか、問題集で反復する段階なのか、それとも基礎に戻る段階なのか。

そこを見極めることです。

一人で判断できないなら、個別指導で相談してください

自分に何が足りないのかを一人で判断するのは、簡単ではありません。

授業を受けるべき段階なのか。

問題集を進めるべき段階なのか。

解説を再現する練習をすべきなのか。

次の問題集に進んだ方がよいのか。

ここを間違えると、努力しているのに成績が上がらない状態が続きます。

アシストでは、今の学力と学習状況を確認しながら、何をどの順番で進めるべきかを一緒に整理します。

授業が必要な生徒には授業を行います。

問題集で反復すべき生徒には、何をどう使うかを整理します。

基礎に戻る必要がある生徒には、中学内容や高校基礎から立て直します。

授業を受けているのに成績が上がらない。

問題集をやっているのに、理解できている気がしない。

答えは合うのに、理由を説明できない。

何を勉強すればいいのかわからない。

そういう高校生は、一度ご相談ください。

授業を増やす前に、まず「何を、どのレベルから、どうやって勉強するべきか」を整理しましょう。

🌿 迷っていても大丈夫です。
まずはお電話やLINEでお気軽にご相談ください。
お子さまに合う学び方を一緒に見つけましょう。

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