大阪市城東区の個別指導塾アシストでは、生徒全員に同じ教材、同じ授業を提供しているわけではありません。
高校2年生で、中学英語の「Do you ~?」「Are you ~?」から復習を始めた生徒がいます。
一方で、同志社香里中学校に通い、そのまま同志社大学へ進学した生徒もいます。
同じ教室で勉強していても、学習内容はまったく違います。
中学内容まで戻る生徒もいれば、国公立大学を目指して勉強する生徒もいます。苦手科目を克服する生徒もいれば、得意科目をさらに伸ばす生徒もいます。
なぜなら、生徒によって現在の学力も、通っている学校も、目標も違うからです。
私たちが考える個別指導とは、単に少人数で教えることではありません。
その生徒が今いる場所から、次に進むために必要な勉強を一人ひとり設計することです。
今回は、実際にアシストへ通った5人の生徒の成績と進路を通して、私たちが考える「個別最適化」についてお伝えします。
中学3年生では真ん中より少し上。現在は大阪公立大学志望
Aさんがアシストへ入塾したのは、中学3年生の1学期でした。
当時の五ツ木模試の成績は、英語偏差値53、5科目偏差値57でした。
決して低い成績ではありませんが、地域の中学生の中では、真ん中より少し上くらいの位置です。
その後、常翔学園高校のS特進コースへ進学しました。
高校でも勉強を続け、高校3年生になった現在は、河合模試で偏差値61を取っています。志望校は大阪公立大学です。
五ツ木模試の偏差値53と、河合模試の偏差値61を、単純に「偏差値が8上がった」と比べることはできません。
河合模試は、大学受験を考える高校生が受験する模試です。受験する生徒の学力層が、五ツ木模試とは大きく異なります。
感覚的には、五ツ木模試でいえば偏差値70前後に相当するほど、立っている位置が変わっています。
中学3年生のときには地域の中で少し上だった生徒が、高校生になってから、大学受験生の中でも上位の位置まで伸びました。
もちろん、塾へ通っているだけで成績が上がったわけではありません。
本人が高校進学後も勉強を続けた結果です。
塾が行ったのは、その時々の学力に合う教材を選び、何をどの順番で勉強するかを考え、学習を継続できるように支えることでした。
5科目では平均前後。高校1年生で英語90点
Bさんが入塾したのは、中学3年生の11月ごろでした。
当時の五ツ木模試は、英語偏差値55、5科目偏差値50でした。
英語は平均より少し上でしたが、5科目全体では平均点前後の生徒です。
その後、常翔啓光学園高校の進学コースへ進み、高校1年生の1学期期末テストでは英語で90点を取りました。
入塾から半年ほどで、英語は本人にとって点数を取りやすい科目へと変わりました。
すべての生徒が、数年かけて伸びるわけではありません。
基礎の抜けを補い、学校の進度に合った勉強ができるようになれば、比較的早く結果が表れることもあります。
Aさんは数年間かけて、学力層そのものが変わりました。
一方、Bさんは半年ほどで得意科目を作ることができました。
同じ「成績が上がった」という結果でも、その過程は違います。
中学時代は数学が苦手。高校2年生で98点
Cさんが入塾したのは、中学2年生の2学期でした。
数学が苦手で、定期テストは60点前後。
中学3年生になってからも、五ツ木模試の数学偏差値は40から45前後でした。
入塾後、すぐに模試の偏差値が大きく上がったわけではありません。
その後、常翔学園高校の文理コースへ進学しました。
高校に入ってからは、数学で80点前後を安定して取れるようになり、高校2年生の期末テストでは98点を取りました。
中学時代には苦手だった数学が、高校では得点源になったのです。
成績がすぐに上がらないからといって、それまでの勉強が無駄だったとは限りません。
中学時代に身につけた計算力や、問題を順番に考える習慣が、高校へ進学してから結果として表れることもあります。
半年で得意科目ができる生徒もいれば、二年、三年かけて苦手科目を克服する生徒もいます。
Cさんの98点は、一度のテスト勉強だけで生まれた点数ではありません。
中学時代から積み重ねてきた結果です。
高校2年生の11月。「Do you ~?」から大学受験を始める
Dさんが入塾したのは、高校2年生の11月でした。
中学時代は、ほとんど学校へ通うことができず、その後、単位制の高校へ進学しました。
英語にも数学にも、中学内容から大きな学習の空白がありました。
最初に取り組んだ英語は、大学受験用の長文や英文法ではありません。
「Do you ~?」と「Are you ~?」の違いからでした。
数学も、高校数学ではなく中学2年生の内容まで戻りました。
高校2年生の11月ですから、大学受験まで十分な時間が残っていたわけではありません。
時間がないと、焦って高校内容を詰め込みたくなります。
しかし、中学内容が分からないまま高校英語や高校数学を繰り返しても、問題は解けるようになりません。
時間がないからこそ、分からなくなった場所まで戻る必要がありました。
高校生が中学内容へ戻ることを、遠回りだと考える人もいます。
しかし、分からないまま先へ進むことのほうが、はるかに遠回りです。
Dさんはその後、桃山学院大学と阪南大学の理系学部に合格しました。
「Do you ~?」から始めた英語と、中学2年生からやり直した数学で、大学の理系学部まで進みました。
この生徒の成果を見るとき、大切なのは合格した大学名だけではありません。
高校2年生の11月に、どこから勉強を始めたのか。
その出発点まで見なければ、本当の変化は分かりません。
同志社香里中学校から同志社大学へ
一方、Eさんは同志社香里中学校に通い、そのまま同志社大学へ進学しました。
Dさんとは、出発点も、学校の進度も、必要な勉強もまったく違います。
Dさんに必要だったのは、中学内容まで戻り、基礎から学び直すことでした。
Eさんに必要だったのは、同志社香里の学校進度や定期テスト、内部進学に合わせて学習を続けることでした。
学習に大きな空白がある生徒へ、上位校の進度に合わせた教材を渡しても理解できません。
反対に、すでに高い水準で勉強している生徒へ、簡単な復習ばかりさせても学力は伸びません。
苦手な生徒に合わせることだけが個別指導ではありません。
得意な生徒や上位校へ通う生徒を、その生徒に合った速度で進ませることも個別指導です。
5人とも、出発点も伸び方も違う
今回紹介した5人は、全員が違う形で学力を伸ばしました。
Aさんは、中学3年生のときには真ん中より少し上の位置から、高校3年生では大阪公立大学を目指す学力まで伸びました。
Bさんは、5科目では平均前後でしたが、入塾から半年ほどで英語90点を取りました。
Cさんは、中学時代に苦手だった数学を数年かけて克服し、高校2年生で98点を取りました。
Dさんは、高校2年生の11月から中学内容へ戻り、理系大学に合格しました。
Eさんは、同志社香里中学校から同志社大学へ進学しました。
早く伸びる生徒もいます。
時間をかけて伸びる生徒もいます。
分からなくなったところまで戻る生徒もいれば、学校の進度に合わせて高い水準の勉強を続ける生徒もいます。
出発点も、目標も、必要な時間も違います。
だから、全員に同じ授業をすることはできません。
アシストが考える個別最適化
一般に「個別指導塾」というと、講師一人が生徒一人または二人を教える授業形式を指します。
しかし、少人数で教えているだけでは、本当の意味での個別指導にはなりません。
同じ学年の生徒へ、同じ教材を同じ順番で教えるだけなら、集団授業を小さくしただけです。
私たちが考える個別指導とは、その生徒が今どこにいるのかを確認することから始まります。
どこまで戻る必要があるのか。
どの教材を使うのか。
何を優先するのか。
どのくらいの速さで進むのか。
どの学校、どの進路を目指すのか。
それらを、生徒ごとに変えます。
高校2年生でも、必要なら中学2年生の数学まで戻ります。
中学生でも、十分に理解できていれば先の内容へ進みます。
定期テストで点を取ることを優先する生徒もいれば、数年後の大学受験を見据えて勉強する生徒もいます。
同じ教室にいても、全員が違う勉強をしている。
それが、アシストが実践している個別最適化です。
今の成績だけで、生徒の将来を決めることはできません。
中学時代に平均前後だった生徒が、国公立大学を目指すこともあります。
数学が苦手だった生徒が、高校で98点を取ることもあります。
高校2年生から中学内容へ戻り、大学へ進学することもあります。
大切なのは、その生徒の現在地を正しく見極め、必要な勉強を続けることです。
私たちは、生徒一人ひとりの出発点と目標に合わせて、次に進む道を考えています。