アシストからお伝えしたい「私立中学に関するよくある誤解」
毎年この時期、多くの保護者の皆様が中学受験を検討されています。
アシストには中高一貫校に通う生徒も多く在籍しており、立ち上げ前から数えると、実に多くの学校の生徒を指導してまいりました。
この地域だけでも、開明、大阪国際、信愛、常翔、帝塚山、同志社香里、清風、上之宮、近大附属中、桃山など、数多くの学校に対応してきた実績があります。
さて、今回は「私立中学に関するよくある誤解」について、保護者の皆様にお伝えしたいと思います。
1.自分たちの時代のイメージで判断してしまう
多くの保護者様が、ご自身の学生時代のイメージで学校選びをしてしまいがちです。
たとえば、昔は「名門」と呼ばれた学校が、現在はそうではなくなっているケースもあります。
逆に、以前はあまり評判が良くなかった学校が、今では素晴らしい教育環境を整えていることもあります。
また、現在の中学生がこなす勉強量は、保護者様の時代と比べて格段に増えています。
つまり、学校選びは「今」を基準にして判断することが重要なのです。
2.私立中学に入れば塾は不要?
これは最も多い誤解のひとつです。
「私立なら学校が面倒を見てくれるから塾はいらないだろう」とお考えの方が多いのですが、現実はそう甘くありません。
多くの私立中学に通う生徒は、引き続き塾にも通っています。
アシストの保護者様からもよくこんなお声をいただきます。
「こんなはずじゃなかった」
「この子がもっと勉強してくれたら塾に行かなくて済んだのに」
塾として申し上げにくい部分ではありますが、実際には高校卒業まで塾費用がかかることを想定しておく方が現実的です。
そのためにも、最初から高3までの費用が明確な塾を選ぶことをおすすめします。
3.部活動の希望を事前に確認していない
勉強のことばかりに目が向きがちですが、「どんな部活をやりたいか?」というお子さんの希望を事前に聞いていないご家庭も多いようです。
学校によっては部活への入部が必須だったり、活動が厳しかったりする場合があります。
そのため、部活が勉強の妨げになることもあります。
学校に事前に部活の頻度や内容を確認しておき、もしお子さんが部活動も頑張りたいと考えている場合は、学力に余裕のある学校を選ぶことをおすすめします。
4.英語は受験科目でなくても、対策が必要
中学受験では、英語を受験科目としないご家庭が多数派です。
そのため、小学生の間に英語をしっかり勉強していないケースも多く見受けられます。
しかし、私立中学では入学時点で英語の学力差が非常に大きくなっています。
中には中1の時点で英検2級を取得している生徒もいます。
もちろんそれは一部ですが、少なくとも英検4級の取得を小学生のうちに目指すことを推奨します。
中堅校であれば、英検4級を持っているだけで加点してくれる学校もあります。
また、英語受験が可能な学校では、国語・算数での受験よりも難易度が低いケースも多く見られます。
アシストでは、国語・算数の個別指導を週2回以上受講いただいている方には、週1回の英検対策講座を無料で提供しています。
5.無理のない「適正な学力」の学校を選ぶこと
受験校を選ぶ際、重要なのは難しすぎず、かといって楽すぎない「適正な学力レベル」の学校を選ぶことです。
おすすめは、努力をすれば上位で入学できるレベルの学校。
学力ギリギリで難関校に合格してしまうと、入学後に非常に苦労します。
逆に、簡単に合格できる学校を選んでしまうと、中学での学習姿勢が身につかず、結果的に勉強でつまずくこともあります。
中学受験はゴールではなく、スタートラインです。
この経験を通じて、努力する習慣を身につけることがその後の学びにおいても大切です。
6.最終的には、お子さん自身に選ばせること
学校選びは、最終的にはお子さんの意思を尊重しましょう。
学校によっては、6年間クラス替えがないなど、環境が固定されることもあります。
「自分で選んだ学校」であるという意識は、入学後のモチベーションや人間関係にも良い影響を与えます。
まとめ
中学受験は、単なる合格を目指すだけでなく、お子さんの将来の学び方・過ごし方を決める大きな分岐点です。
保護者様には、過去のイメージにとらわれず、「今」と「これから」を見据えたご判断をしていただければと思います。
アシストでは、こうしたご相談も随時受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。