今回は「中学生で英検2級に合格するためには、どんな勉強をすればいいのか?」「どんな教材を使えばいいのか?」について、具体的にお話しします。
英検2級の合格は、中学生にとって決して簡単ではありませんが、正しい方法で継続すれば十分に可能です。
特に大阪の公立高校の文理学科を目指す場合、英検2級の取得は大きなアドバンテージになります。
まずは英検準2級からステップアップを
英検2級を目指すなら、まずは準2級の取得が望ましいです。
まだ準2級を取得していない場合は、まず準2級の合格を目指しましょう。準2級に合格しておくことで、語彙・文法・リスニングの基礎が固まり、2級の内容にスムーズに入っていけます。
最初に取り組むべきは「英単語」
最初にやるべきことは、語彙力の強化です。
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単語は「書ける」必要はありません。意味を読めることが第一。
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ただし、発音は必須です。カタカナ読みではなく、音声を聞いて正しい発音を覚えましょう。
単語は文法やリスニング、読解のすべてに直結します。最優先事項です。
文法対策:「ひとつひとつわかりやすく」シリーズがおすすめ
英検2級では、中学校の教科書では学ばない文法も多く出題されます。
そのため、「ひとつひとつわかりやすく」シリーズを使って、文法の全体像を整理するのが効果的です。
準2級レベルの文法に不安がある場合は、まずはそちらから始めましょう。
単語とリスニングのハイブリッド教材:文単(ぶんたん)
文単(文で覚える単熟語)シリーズは、単語の暗記と長文読解、音声学習を一つにまとめた非常に効率の良い教材です。
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音声CDや音源つきで、音読とリスニングの両方に対応
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長文の中で単語を覚えることで、文脈の中での意味理解が深まる
特に2級ではリスニングの難易度が一気に上がるため、早めの対策が不可欠です。
リスニングと音読は「毎日」が基本
英検2級のリスニングは、準2級よりも速く・長く・難しくなります。
そのため、毎日のリスニング練習と音読が合格への鍵です。
おすすめの方法は次のとおりです:
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シャドーイング:音声に合わせて自分も発話。リズムやイントネーションが身につきます。
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ディクテーション:聞き取った英語を書き取る練習。短めの会話文から始めると良いです。
※シャドーイングは滑舌や反応速度の関係で合わない人もいます。無理にやらず、自分に合う方法で継続することが大切です。
英作文は得点源!テンプレの落とし穴に注意
英検2級の英作文(ライティング)は、配点が高く、合否に直結する重要なパートです。
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要約問題(長文の内容を英語でまとめる)
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自由英作文(与えられたテーマについて自分の意見を書く)
最近は、YouTubeなどに「この型で書けば受かる!」というテンプレ動画が多く出ていますが……
テンプレートに頼りすぎるのは危険です。
実際に、英検の採点側も「テンプレ的な英作文」への対策をしてきています。
特定の構文や内容に偏りすぎた作文は、減点の対象になる可能性があるのです。
もちろん、ある程度の構成(導入→理由→結論)を使いまわすのは有効ですが、
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どんなテーマでも同じ主張
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抽象的な正論だけの作文
こういった「薄い内容」にならないよう注意しましょう。
特に2〜3年前の古いテンプレ情報は、すでに通用しないケースも多いため、鵜呑みにしないことが大切です。
面接(スピーキング)も早めに準備
英検2級では、**一次試験合格後に面接(二次試験)**があります。
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英語で質問に答える形式
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音読+意見表明+理由説明など、実践的な力が求められる
一次試験の後だけでなく、最初からスピーキングを意識して練習を始めておくのがおすすめです。
アシスト塾での英検2級対策授業
アシストでは、英検2級の合格を目指す中学生のために、実戦的な対策授業を行っています。
ただし、英検対策は授業だけですべて完結するものではありません。
語彙・リスニング・音読などは家庭学習が不可欠です。
授業内で行う内容
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「ひとつひとつわかりやすく」を使った文法指導
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英作文の書き方・添削
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長文の読み方とポイント解説(音読や和訳は家庭学習)
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面接の練習
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過去問の実践と解説
授業外(自宅)で行ってもらうこと
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単語の暗記
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リスニング・音読
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シャドーイングやディクテーション
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長文読解と要約練習
過去問演習は繰り返しがカギ
英検2級に合格するためには、過去問の繰り返し演習が極めて重要です。
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最初は単語も構文も難しく感じるかもしれませんが、何度も解いていくうちに慣れます
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わからなかった単語はノートに書き出し、復習→暗記の流れを作る
演習を通じて、問題の出題傾向や時間配分、解き方のコツも体得していきましょう。
まとめ:合格のために必要なのは「正しい方法」と「継続力」
中学生でも、正しい勉強法と継続があれば、英検2級合格は十分に狙えます。
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語彙力をつける
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文法を固める
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英作文を訓練する
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リスニングと音読を毎日続ける
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過去問を繰り返す
そして、テンプレートや表面的な学習だけでなく、「自分の言葉で伝える力」を意識することが、合格への一歩です。
アシストでは、勉強法の指導から添削・演習まで、一人ひとりに合ったサポートを行っています。
本気で2級合格を目指す中学生の皆さん、一緒に頑張りましょう!