― 「聞く力」と「書く力」で、考える力を“構造的”に育てる ―
「中学受験の算数って、やればやるほど難しく感じる――。」
そう感じているご家庭は少なくありません。
でも本当に大事なのは“センス”ではなく、“学び方の構造”です。
■ 大前提:「聞く力」と「書く力」からすべてが始まる
中学受験の算数は、特別な才能よりも正しい姿勢と習慣で決まります。
まず何より大切なのは、講師の話をしっかり聞くこと。
“聞いて終わり”ではなく、「なるほど、こう考えるのか」と自分の言葉で整理する時間が必要です。
そして、途中式を書くこと。
「頭の中でできた」と思っても、式を残さなければ、どこで間違ったのかも見直せません。
アシストでは、途中式・図・メモを“あとから見て理解できる形”で残す練習を徹底しています。
机に向かう姿勢、ノートの整え方、手を止めない集中の作り方。
それらを含めて「算数の基礎体力」と考えています。
📘 アシストの考える「算数の伸びる子」
中学受験の算数は、才能よりも素直さで伸びます。
授業で言われたことを守り、途中式を書き、ていねいに考える。
この基本ができる子は、どんなに苦手でも確実に伸びます。
反対に、途中を省いたり、話を聞かなかったり、難しくなるとすぐ投げ出す子は、
算数以前に「学び方」の部分でつまずいています。
これは塾よりも家庭の習慣に影響される部分が大きく、
残念ながら、ここが変わらない限り学力は安定しません。
アシストでは、授業の前提としてまず“聞ける力”“書ける習慣”を育て、
そこから算数の「考える力」を積み上げていきます。
■ 1. 計算:正確さより「考え方の順番」
「ケアレスミスが多い」と悩む子の多くは、頭の中だけで解こうとするクセがあります。
まずは「書いて考える」「流れをそろえる」こと。
アシストでは、同じ問題を何度も解くよりも、正しい手順で1回ていねいに解く練習を重ねます。
これにより、計算力だけでなく、文章題や図形問題にも必要な“思考の整理力”が育ちます。
■ 2. 文章題:読解力よりも「数量のつながり」
文章題は国語ではなく、数字の言葉を読む練習です。
たとえば「AはBより3多い」なら「A=B+3」、
「全体の2/5が…」なら「全体×2/5=…」。
この“算数の翻訳”ができるようになると、問題を読んだ瞬間に頭の中で図が浮かぶようになります。
アシストでは、すべての文章題を図とセットで整理する型練習を取り入れています。
■ 3. 図形:イメージより「目の使い方」
図形問題が苦手な子は、「見ているようで見えていない」ことが多いです。
アシストではまず、自分の手で図を描き直すことから始めます。
描くことで、「どこが同じ長さか」「どの角が等しいか」など、目の使い方が変わります。
立体図形も、見て覚えるより、描いて理解する。
それが本当の“図形力”です。
■ 4. 速さ・割合・比:中学受験の“得点源”
速さ・割合・比は、一見バラバラに見えますが、実はすべて“比べる考え方”でつながっています。
アシストでは、旅人算・濃度算・仕事算などを“同じ型”で整理して学ぶ設計。
そのため、単元をまたいでも混乱せず、**「考え方が同じ」**という安心感を持って進められます。
■ 5. テストで戦うには「順番の設計力」
本番で点を取る子は、「全部解こう」としません。
「できる問題から解く」「時間配分を守る」――この順番設計ができています。
アシストの演習では、過去問を使いながら解く順番・見直す順番の練習をします。
ただ知識を増やすのではなく、本番で再現できる力を育てます。
■ まとめ:算数の勉強も“構造で考える”
算数が苦手な子でも、伸びる道はあります。
必要なのは、“感覚”ではなく“構造”。
アシストでは、
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「聞く力」と「書く力」を育て、
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各分野を“型”で整理し、
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本番に向けた“順番設計”まで見通す。
この一連の流れを1つの体系として組み立てています。
中学受験の算数を、安心して攻略できる指導設計です。