高2の3月末までにどこまで勉強を進めているかで、春からの受験勉強のスタートが大きく変わります。
「4月から本気出せばいいや」と思っていると、実際には基礎の遅れを取り戻すだけで夏までかかってしまいます。
ここでは、志望校のレベルごとに「この春までに到達しておきたい目安」をまとめました。
今の自分がどの位置にいるのかをチェックして、次の一歩を決めてみてください。
1. 神戸大学以上を目指す人
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英語:単語・文法・解釈を一通り完成させて、中級以上の長文問題集に取り組む。
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数学(理系):数ⅡBまでを中級レベルで仕上げる。
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理科(理系):物理・化学を基礎から応用まで進める。
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ポイント:主要科目を完成させておけば、春からすぐに過去問や記述対策に入れる。
2. 関関同立・地方国公立を目指す人
(関大・関学・同志社・立命館、大阪公立大・地方国公立・産近甲龍以上)
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英語:単語・熟語・文法・解釈を終える。英検2級は必須レベル。
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数学:基礎問題精講などの基本問題集・参考書を仕上げる。
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社会(文系):1周は終わらせておく。
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現代文:受験対策を始める(映像授業などもおすすめ)。
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古典:基礎文法を習得し、文章読解に入る。
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ポイント:ここまでできれば共通テストも二次試験も対応可能。春以降の勉強が一気に楽になる。
3. 産近甲龍を目指す人
(近大・甲南・龍谷・京産など)
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英語:最低限、単語と文法を春までに固める。できれば熟語・解釈にも挑戦。英検2級を目指そう。
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数学:入門問題精講(数ⅠA)などを3月までに完了。
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社会:受験科目は最低1周は済ませる。
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現代文:受験対策を始める。
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古典:基礎文法・単語を固める。
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注意点:4月以降に基礎が残っていると追いつくのが難しい。今からやれば十分間に合う!
4. その他の大学を目指す人
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英語:基礎文法を完成させる。英検2級をまだ取っていないならここを目標に。
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国語:現代文や漢字の学習を始める。
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数学:数ⅠAの基礎を固める。
最後に
「まだ間に合うかな…」と不安に思うかもしれないけど、3月末までにやることを絞れば大丈夫。
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単語を仕上げる
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基礎問題集を1冊やり切る
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苦手な教科を1つ取り戻す
こうした一歩を積み重ねるだけで「自分でもできそう!」という手ごたえが出てきます。
受験勉強はスタートを切った人から有利になります。
まずはできることから始めて、この春を“本当のスタートライン”にしましょう。