中学3年で英検準2級を取りたい。
これは正直、十分に現実的な目標です。
ただし「なんとなく英語勉強してたら取れる」資格ではありません。
教材選びと学習順序を間違えなければ、多くの生徒は合格に届きます。
ここでは実際の指導経験から、最短で合格ラインまで引き上げるルートをまとめました。
なお、教材は最新のものでなくても大丈夫です。
■前提条件(クリアしていると合格が速い)
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英検3級を既に取得済み
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公立中なら毎回の定期テスト 85点以上(語彙と文法の基礎がある前提)
特に英単語力が仕上がっていれば伸びが早いです。
準2級は語彙力不足で落ちるケースが非常に多い。
■Step1|英単語対策(ここが最重要)
①使用教材
②到達ライン
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「完璧」でなくOK
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英→日で約7割理解できるレベル
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さらに 音声を使って“聞いて分かる” を重視(聞き取れなければリスニングが取れないからです)
読めるだけの語彙は武器として弱い。
聞いて分かる語彙=本番でも得点になる語彙。
中3の1学期からコツコツ積むと合格ラインが近づきます。
■Step2|準2級の文法・読解の全体を掴む
準2級は学校の授業では扱わない文法が普通に出ます。
まずはこの教材で全範囲をざっくり理解すること。
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完璧主義は不要
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「あ、こういうのも出るのね」程度でOK
理解の幅を広げてから頻出度別問演習へ進みます。
長文、ライティング、リスニングはしなくてもいいです。この教材は文法の概要だけでOK.
■Step3|得点源を作るメイン教材(最重要)
この教材が合格のコアです。
とにかく繰り返し、頻出パターンを体に入れます。
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本番で見たことある問題の割合が増える
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点数が安定しやすい
7〜8割取れる状態を目標に周回します。
■Step4|大問1の語彙問題を強化したい人
📘 「英検準2級 出る順 合格問題集」
基本は 大問1(語彙)の補強用。
ただし、
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会話文
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日常表現
などが苦手な場合はこの教材で広く拾うと効果が出ます。
■Step5|過去問は必ずやる(2〜3周)
最低でも2〜3周。
時間配分と設問パターンの慣れを作ります。
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英作文(ライティング)の形式確認
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長文の処理スピードの調整
当塾ではライティングも添削しながら指導しています。
英検公式サイトには最新の過去問があるのでそれもすること。
■Step6|二次試験(面接)対策
📘 「10日でできる! 英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題」
準2の面接は聞かれることがほぼ固定されているので、
パターン化して練習=合格率が一気に上がる。
過去問・イラスト問題で想定トークを作り、
質問に対して 短く・明確に・理由を添えて 答える練習を。
▼まとめ|中3で準2を取るための全体ロードマップ
| 順番 | やること | 教材 |
|---|---|---|
| 1 | 単語基礎・文法概観 | パス単 / ひとつひとつ |
| 2 | 得点力の核づくり | 頻出度別問題集(最重要) |
| 3 | 大問1対策+弱点補強 | 出る順問題集(必要な人のみ) |
| 4 | 実戦力・慣れ作り | 過去問 2〜3周 |
| 4 | 面接パターン練習 | 10日でできる面接対策 |
英検準2級は「学力が高い子だけが取れる資格」ではなく、
正しい順番で積めば、現実的に届く目標です。
教材の迷いをなくし、合格までのルートを一本に。
必要があれば添削・面接練習もサポートできます。
目標があるなら、最短で一緒に取りに行きましょう。