──アシストが「AIに任せないこと」を前提に使っている理由
アシストでは、
学習設計や教材選定の補助としてAIを活用しています。
ただし、最初に明確にしておきたいのは、
AIに勉強を任せているわけではない
という点です。
AIは便利な道具ではありますが、
生徒の学力や性格、つまずき方を判断し、
どこに使い、どこに使わないかを決めるのは人です。
アシストでは、
AIを「教える存在」ではなく、
判断ミスや見落としを減らすための補助輪
として位置づけています。
AI教材ナビについて
アシストでは
「AI教材ナビ(ベータ版)」を導入しています。
https://xn--cckzbg4d.net/2745.html
AI教材ナビは、
・使用している教材
・学習時間
・反復回数
といった情報をもとに、
「今どこにいるのか」
「あとどれくらいで届くのか」
「次に優先すべきことは何か」
を整理・可視化するためのツールです。
これは、生徒にAIの判断をそのまま提示するためのものではありません。
指導する側が状況を冷静に把握するための補助として使っています。
AIによる過去問分析について
受験学年では、
AIを使って複数年分の過去問を読み込み、
出題頻度や形式の傾向を整理することがあります。
これにより、
・最低限おさえるべきライン
・優先順位の低い分野
が明確になり、
過去問演習の効率が上がります。
ただし、
どのレベルの生徒に、どこまで使うかは、
必ず人が判断します。
AIの分析結果を
そのまま当てはめることはありません。
AIは文意を理解していない
AIについて誤解されがちですが、
AIは文章の意味を「理解」して読んでいるわけではありません。
英語をベースに、
膨大なデータの中から
次に来る語や文脈を確率的に予測しています。
そのため、
短文や構造が単純な文章では安定しますが、
文章が長くなるほど、重要な情報を読み落とす可能性が高くなります。
行間を読む問題、
視点の切り替わり、
心情の微妙な変化などは、
誤読が起きやすい領域です。
国語におけるAIの特徴
得意なこと
・文法
・古典文法
これらはルールが明確で、
AIが最も安定して処理できる分野です。
注意が必要なこと
・長文読解
・設問意図の把握
・行間の読み取り
AIは大意を取ることはできますが、
一字一句を丁寧に追い、
設問に合わせて読み直すことは苦手です。
数学・算数におけるAIの特徴
数学や算数については、
「計算ができる=得意」と誤解されがちですが、
学校の数学という意味では、AIはあまり得意ではありません。
計算そのものはできます。
しかし、
・条件整理
・文章題の読み取り
・図形のイメージ
・三次元的な把握
といった、
学校数学に必要な要素が弱いのです。
また、
生徒の学力段階を考慮できないため、
小学生の問題に高校数学を使うこともあります。
一方で、
答えを示したうえで、
その解法を噛み砕いて説明させる使い方は有効です。
理科におけるAIの特徴
理科も注意が必要な教科です。
用語説明や暗記系の整理は得意ですが、
・どこまで前提を説明するか
・どのレベルまで理解させるか
を判断できません。
そのため、
解答や条件を明示したうえで
解説を作らせる用途には向いていますが、
ゼロからの指導には向きません。
社会におけるAIの特徴
社会科では、
公民分野は非常に得意です。
社会制度や抽象的な概念を
分かりやすく言語化する力があります。
一方で、
地理・歴史は注意が必要です。
年号や用語は出てきますが、
因果関係や時代の流れがズレることがあります。
そのため、
必ず人が確認したうえで使用しています。
英語におけるAIの特徴
英語は、
「教える」より「補助」に向いている教科です。
・文法チェック
・英作文の添削
・和訳の確認
こうした作業では高い精度を発揮します。
ただし、
大学受験特有の不自然な表現や、
設問意図を読む問題では注意が必要です。
英語についても、
最終的な判断は必ず人が行います。
アシストがAIを使う理由
アシストがAIを使う理由は、
指導を楽にするためではありません。
・判断を誤らないため
・見落としを減らすため
・生徒に無駄な遠回りをさせないため
です。
学習の方向性を決めるのも、
声をかけるのも、
軌道修正するのも、
すべて人です。
AIは
代わりに教える存在ではなく、
よりよい指導をするための補助にすぎません。