先日、とある私立中学に通う生徒に
1月の五木模試を受験してもらいました。
結果は――
・5教科偏差値:約65
・数学:79.5
・英語:73.5
非常に特徴的な結果でした。
まず冷静に見るべきこと
数学79.5、英語73.5という数字は、
関西の五木模試基準で言えばトップ層レベルです。
特に数学79台は、
公立中であれば学年トップクラスと考えて差し支えありません。
しかし、この生徒は――
その私立中学では校内“真ん中”程度。
ここに重要な事実があります。
私立中の「層の厚さ」
私立中学は、入口段階で選抜があります。
つまり、
・上位層が分厚い
・平均レベルが高い
・校内順位がそのまま外部順位とは限らない
今回の生徒は校内で真ん中。
しかし外部模試では
英数で突出。
これは、
校内の競争レベルが極めて高い
ことを意味します。
理科・社会が伸び悩んだ理由
理科・社会は偏差値を押し上げきれませんでした。
理由は明確です。
✔ 模試対策をしていない
✔ 公立入試型の問題に慣れていない
✔ 高校受験仕様の暗記整理をしていない
これは「能力不足」ではありません。
単に訓練していない領域です。
では大学受験を考えるとどうか
ここが重要です。
大学受験では、文理問わず
英語と数学が最重要科目になります。
理科・社会は必要ですが、
英数ほど配点比重が極端ではありません。
つまり、
英数がこの水準にあるということは
すでに大きなアドバンテージを持っている状態です。
公立中との比較
おそらく、この地域の公立中であれば
学年トップクラスは間違いないでしょう。
しかし私立では真ん中。
ここから見えるのは、
学力差は確実に広がっている
という現実です。
上位層はより高密度な環境へ。
平均層も高いレベルで競争する。
一方で、公立中の上位層は人数が限られる。
数字が示すもの
この生徒は
✔ 英数は極めて強い
✔ 校内順位だけを見ると目立たない
✔ 外部基準で見ると突出している
もし校内順位だけで判断していたら、
このポテンシャルは見えません。
だからこそ、
外部模試は意味があります。
今後の戦略
理社を高校受験仕様に寄せるか。
それとも大学受験仕様で積み上げるか。
目的次第で戦略は変わります。
しかし一つだけ確実に言えることは、
英数がここまで強いのは武器になる。
これは事実です。
最後に
私立中だから安心。
公立中だから不利。
単純な話ではありません。
しかし、
・どの層にいるか
・何を武器にするか
・どこを伸ばすか
これを長期的に考えないと、
判断を誤ります。
当塾では、校内順位だけでなく
外部基準を用いて戦略を立てています。