国語の成績が上がらない理由
― 感性ではなく「構造」で読む力を育てる(アシストの国語指導)
「読書はしているのに、国語の点が上がらない」
そんなお悩みをお持ちの大阪市城東区・関目周辺の保護者の方へ。
個別指導アシストでは、出口式論理エンジンを用いて「構造で読む力」を育て、
小学生の国語を根本から変えていきます。
🧠 国語の成績を上げる ― 科学的アプローチ
国語の成績は「センス」や「読書量」だけでは上がりません。
実際には、次の3つの能力の掛け算で決まります。
このうち最も差が出るのは、**“文構造理解力”**です。
読解力とは結果、構造理解は過程。
つまり、「どう読んでいるか」の訓練で成績差が生まれます。
📘 第1章 文理解 ― 「構造で読む」ことから始める
🔹ステージ1:文理解
目的:文章を正確に「読める」ようにすること。
多くの子どもは、「読む」ことはできても、“文と文のつながり”を理解していません。
そのためアシストでは、次の3点を徹底します。
-
主語・述語の対応をとる
-
指示語(これ/それ/あれ)の照応をたどる
-
接続語(しかし/だから/つまり)で文の関係を取る
これが「構造で読む」第一歩です。
授業では出口汪先生の『論理エンジン』を使用し、
“なぜそう読めるのか”を論理的に説明できるように練習します。
※アシストでは、この「論理エンジン」を活用し、文の構造を読む練習を中心に行っています。
📖 第2章 段落理解 ― 「話題」と「要点」をつかむ
🔹ステージ2:段落理解
目的:段落の「話題」と「要点」を見抜くこと。
文章全体を“なんとなく”で読んでいるうちは、
「筆者が何を言いたいのか」がぼやけます。
そのため、アシストの授業では、
-
段落ごとに「何について書かれているか」を一言でまとめる
-
対比・因果・列挙などの構造を線で整理する
という“構造地図づくり”を行います。
それが、長文読解で迷わない力につながります。
✏️ 第3章 思考と言語化 ― 「根拠をもとに書く」
目的:筆者の考えを整理し、自分の言葉で再構成する力を育てる。
-
筆者の主張を一文でまとめる
-
設問の根拠を本文中から探す
-
要約・意見文で自分の考えを論理的に表現する
この段階では、「語彙」「思考」「構造理解」が三位一体で動きます。
つまり、“日本語で考える筋肉”を鍛える段階です。
📊 第4章 読解問題の得点構造を理解する
問題タイプ | 必要スキル | 対策 |
---|---|---|
内容理解(本文に書かれていること) | 指示語・接続語 | 文構造を取る |
心情把握 | 直前直後の描写・比喩 | 感情語の根拠を探す |
主張・要約 | 段落構成・対比 | 主張文・対立文を区別する |
記述問題 | 根拠+構成力 | 模範解答を構文で覚える |
構造で読む子ほど、安定して高得点を取ります。
⏱️ 第5章 トレーニング設計 ― 正しい順序で鍛える
どの段階で何を意識して練習するかを整理することで、
無理なく成績につながる学習設計ができます。
段階 | 内容 | 主な狙い |
---|---|---|
Step1 | 語彙のインプット(辞書や文脈を通じて意味を理解) | 言葉の正確な理解がすべての基礎になる |
Step2 | 文構造読解(主語・述語・接続語・指示語を整理) | 文と文の関係をつかむ「構造読解力」を養う |
Step3 | 段落要約・中心文の抽出 | 段落ごとの要点を整理し、文章の全体像をつかむ |
Step4 | 本文の根拠探しと設問演習 | 感覚ではなく「どの文からそう読めるか」を説明する力を育てる |
Step5 | 記述・意見文トレーニング | 根拠をもとに考えをまとめ、「自分の言葉で書く力」を身につける |
📚 読書量の「正しい位置づけ」
読書量は、確かに国語力に深く関わります。
ただし、それは**“直接的”に成績を上げるわけではありません。**
読書は、「言葉の感覚」や「思考の引き出し」を増やす**“土台づくり”**です。
文章に多く触れることで、自然と語彙が増え、文のリズムが身につきます。
しかし、読書だけでは「構造的に読む力」までは育ちません。
文構造理解は“エンジン”。
この2つがそろってはじめて、国語の成績が安定して伸びていきます。
アシストでは、読書量を評価しながらも、論理エンジンで構造を見える化する指導を行っています。
つまり、「感性で読む」を「論理で理解する」に変える場所です。
💬 私たちはこう教えます
-
論理エンジンで構造読解をトレーニング
→ 主語・述語・接続語をもとに、文章を「再現」できるようにする。 -
段落要約と根拠探しの習慣化
→ “なんとなくわかった”を“どこからわかるか”に変える。 -
記述演習で思考を言語化
→ 根拠をもとに書く力を養い、考える国語へ。
🔚 結論 ― 国語は才能ではなく、「構造」と「言葉の経験」の積み重ね
国語は、感性ではなく設計です。
構造的に読む力を養い、そこに読書による語彙と感覚を掛け合わせる。
この両輪がそろって初めて、「文章を読む力」は“再現可能なスキル”になります。
「書く」ではなく、「根拠をもとに書く」
アシストの国語指導は、感性と論理のバランスで
“考える力”を根から育てていきます。
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五木駸々堂テストの過去問題を使用し、読解・語彙・記述の理解度を診断します。
📊 今の「読む力」「考える力」を見える化。
診断でわかること
・語彙・構造・記述の3ステップごとの理解度
・本文から根拠を探す力(設問対応力)
・時間配分・集中力・思考の整理の傾向
使用教材:五木駸々堂テストまたは育伸社学力テスト・過去問題(国語・算数)より抜粋
※レベルに応じて小5〜小6範囲から出題します。
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テスト後、講師が採点結果をもとに10分ほどの面談を行い、
今後の学習方針や課題の整理をお伝えします。