ことわざ・故事成語

第6回 101〜120

20語の解説

1

過すぎたるはおよばざるがごとし

やりすぎることは、足りないことと同じくらいよくないこと。

□
2

雀すずめ百ひゃくまで踊おどり忘わすれず

幼いころについた習慣は、年をとっても直りにくいこと。

□
3

急せいては事ことを仕損しそんじる

急いであわてると、かえって失敗しやすいこと。

□
4

背せに腹はらはかえられぬ

大切なことを守るためなら、ほかのものを少しあきらめてもしかたないこと。

□
5

栴檀せんだんは双葉ふたばより芳かんばし

すぐれた人は、子どものころから、すぐれたところがあること。

□
6

船頭せんどう多おおくして船ふね山やまに登のぼる

指図する人が多いと話がまとまらず、おかしな結果になること。

□
7

千里せんりの道みちも一歩いっぽより

どんな大きなことも、まず小さな一歩から始まること。

□
8

善ぜんは急いそげ

よいと思ったことは、ためらわずすぐに行うのがよいこと。

□
9

袖そで振ふり合あうも多生たしょうの縁えん

ほんの少し出会った人とも、前の世からのつながりがあるということ。

□
10

備そなえあれば憂うれいなし

前もって準備しておけば、いざというときも心配が少ないこと。

□
11

泰山たいざん鳴動めいどうして鼠ねずみ一匹いっぴき

大騒ぎしたわりに、出た結果がほんの少ししかないこと。

□
12

他山たざんの石いし

他人のよくない行いや失敗も、自分を成長させるための参考になること。

故事・由来

『詩経』の「小雅・鶴鳴」には、よその山のあらい石でも、玉をみがくのに役立つとあります。そこから、他人のよくない行いや失敗も、自分をよくするための参考になることを表します。

□
13

立たつ鳥とり跡あとをにごさず

その場を去るときは、あとをきれいに片づけること。

□
14

蓼たで食くう虫むしも好すき好ずき

人の好みはさまざまであること。

□
15

棚たなからぼた餅もち

何もしないのに、思いがけないよいことが起こること。

□
16

頼たのめば犬いぬも木きに登のぼる

上手に頼んだりほめたりすれば、ふつうはしないことでもしてくれること。

□
17

旅たびの恥はじはかき捨すて

旅先では知っている人がいないので、はずかしい行いも平気ですること。

□
18

旅たびは道連みちづれ世よは情なさけ

旅ではいっしょに行く人がいると心強く、世の中では人の思いやりが大切だということ。

□
19

大だいは小しょうを兼かねる

大きいものは小さいものの代わりにもなること。

□
20

蛇足だそく

なくてもよい、よけいなものや行い。

故事・由来

『戦国策』の「斉策」には、酒をかけて蛇の絵を早く描く競争をした話があります。最初に描き終えた人が、よけいな足を描き足したため、蛇ではないと言われて酒を失いました。

□