ことわざ・故事成語

第5回 81〜100

20語の解説

1

ころばぬさきつえ

失敗や困ったことが起こる前に、準備しておくこと。

2

ごうってはごうしたが

新しい土地や集団に入ったら、そこの習慣や決まりに従うのがよいこと。

3

五十歩ごじっぽ百歩ひゃっぽ

少しのちがいはあっても、ほとんど同じであること。

故事・由来

『孟子』の「梁恵王上」で、戦いから五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を笑う話があります。逃げたことには変わりがなく、少しの違いしかないというたとえです。

4

塞翁さいおううま

よいことが悪いことに、悪いことがよいことに変わることもあり、先のことはわからないということ。

故事・由来

『淮南子』の「人間訓」には、国境近くに住む老人の馬が逃げたあと、よい馬を連れて戻り、その馬に乗った息子がけがをする話があります。幸運と不運は、あとでどう変わるかわからないという話です。

5

歳月さいげつひとたず

時間は人を待たずにどんどん過ぎるので、大切にするべきだということ。

6

さきんずればひとせい

人より先に動けば、自分に有利になること。

7

さるからちる

そのことがとても上手な人でも、ときには失敗すること。

8

さわらぬかみにたたりなし

かかわらなくてもよいことには近づかないほうが、困ったことをさけられるということ。

9

三十六計さんじゅうろっけいぐるにしかず

どうにもならないときは、まず逃げるのが一番よいということ。

10

三人さんにんよれば文殊もんじゅ知恵ちえ

ふつうの人でも、三人で考えれば、よい考えが出ること。

11

鹿しかものやま

一つのことに夢中になると、まわりの大切なことが見えなくなること。

12

失敗しっぱい成功せいこうのもと

失敗の原因を考えて直せば、成功につながること。

13

釈迦しゃか説法せっぽう

よく知っている人に、そのことを教えるような、よけいなこと。

14

しゅまじわればあかくなる

人は、付き合う相手のよいところや悪いところに、だんだん似てくること。

15

正直しょうじきこうべかみ宿やど

正直な人は、神に守られるということ。

16

らぬがほとけ

知らないからこそ、心配せずにいられること。

17

人事じんじくして天命てんめい

できるだけのことをしたら、あとは結果を待つこと。

18

水魚すいぎょまじわり

水と魚のように、なくてはならないほど親しい関係。

故事・由来

『三国志』の「諸葛亮伝」には、劉備が諸葛亮との関係を、「魚が水を得たようなものだ」と語った話があります。なくてはならないほど親しい関係を表します。

19

推敲すいこう

文章の言葉を何度も考え、よりよい表現に直すこと。

故事・由来

『唐詩紀事』などには、唐の詩人・賈島が、詩の言葉を「推す」にするか「敲く」にするか迷い、韓愈に相談して「敲く」を選んだ話があります。そこから、文章の言葉を何度も考え直すことを「推敲」といいます。

20

きこそもの上手じょうずなれ

好きなことは熱心に続けられるので、上手になりやすいこと。