ことわざ・故事成語

第3回 41〜60

20語の解説

1

おにるかじゃるか

これから何が起こるか、まったくわからないこと。

2

おに金棒かなぼう

強いものがさらに強くなること。

3

おにのいぬ洗濯せんたく

こわい人やうるさい人がいない間に、自由にのびのびすること。

4

おににもなみだ

こわい人でも、ときにはやさしい気持ちを見せること。

5

おびみじかしたすきになが

どちらに使うにも合わず、役に立たないこと。

6

おぼれるものはわらをもつかむ

困っているときはどんなものにも頼りたくなること。

7

いぬをかまれる

かわいがって世話をした相手に、ひどいことをされること。

8

かえるのはかえる

子どもの性質や力は、親に似るものだということ。

9

苛政かせいとらよりもたけ

人々を苦しめる悪い政治は、虎よりも恐ろしいということ。

故事・由来

『礼記』の「檀弓下」には、父、夫、子を虎に殺された女性が、それでもその土地を離れない話があります。理由を聞くと、そこには人々を苦しめる政治がないからだと答えました。孔子は、悪い政治は虎より恐ろしいと説きました。

10

かせぐにいつく貧乏びんぼうなし

まじめに働き続ければ、ひどく貧しくなることはないということ。

11

ってかぶとのをしめよ

勝っても油断してはいけないこと。

12

河童かっぱ川流かわなが

川の名人とされる河童でも流されるように、名人でも失敗すること。

13

果報かほう

よい運は、あせらず待つのがよいということ。

14

かめこうよりねんこう

年を重ねた人の経験は、大切で役に立つということ。

15

やまのにぎわい

たいしたものでなくても、何もないよりはよいこと。

16

かわいいにはたびをさせよ

かわいい子だからこそ、外で苦労させて成長させるのがよいということ。

17

画竜がりょう点睛てんせい

ほとんど完成しているのに、最後の大切な仕上げが足りないこと。

故事・由来

中国の画家・張僧繇が寺の壁に竜を描き、目だけを入れませんでした。目を描けば飛び去ると言いましたが、頼まれて目を入れると、竜は壁を破って天へ飛び去ったと伝えられます。最後の大切な仕上げを「点睛」といいます。

18

くは一時いっときはじかぬは一生いっしょうはじ

その場で質問するのは少しはずかしくても、聞かないままだと、ずっとわからないままになること。

19

騎虎きこいきお

勢いがついて、途中でやめられなくなること。

故事・由来

『晋書』の「温嶠伝」では、蘇峻の乱を討つ同盟軍で、陶侃が戦いの途中で引き返そうとしたとき、温嶠が「今の形勢は猛獣に乗ったようなもので、途中では降りられない」と説得しました。陶侃は思いとどまり、戦いを続けました。勢いがついて、途中でやめられない状態のたとえです。

20

きじかずばたれまい

よけいなことを言ったりしたりして、自分から困ったことを起こすこと。